油画クロスポイント

卒業生紹介

vol.4/梶田 晋介 さん

2006年度卒業(3期生)高校の美術科非常勤講師として働きながら作家活動中

卒業後の自分

梶田 晋介 作品

現在の状況私は伏見工業高校夜間定時制の美術科非常勤講師として働き作家活動も続けています。
大学を卒業すると多くの人は作品を制作する環境に困ります。私の場合は京都市内に住み、一軒家を借り、自宅兼アトリエとして制作できる環境を確保しました。
現実問題として、講師の仕事だけでは生活できないので、複数のアルバイトを掛け持ちして生活費と画材代、家賃を稼ぎ作家活動を持続させているという現状です。

在学中大学生活では多くのイベントや企画展、グループ展などに進んで参加してきました。それらは学内のイベント(学祭や進級制作展)だったり学外の活動(グループ展、企画展、京都学生祭典)などでした。

梶田晋介 作品
いろいろな活動を通して沢山の出会いがありました。

他大学の学生や同年代の作家、ギャラリスト、etc...その方々とつながりを持ち刺激を受けましたし、展覧会やイベントに参加することで、企画する側の目線や立場で物事が考えられるようになりました。このことは非常に大事なことだと思います。

ただ作品を作ることが作家ではなく、作品をどう見せたら一番良いのか、展示会場の空間を認識する能力というものが必要だと学内学外の活動を通して感じましたし、身に付いたことが大きかったと思います。


在学生の方へ

梶田 晋介 作品

「良い作家といわれるには最低二つの能力が必要である。一つは、もちろん良い作品をつくこと。もう一つは、良い環境を作ること」この言葉は私が在学中のころある先生からいわれた言葉です。

ここでの環境とはいろんな意味が含まれていると思います。

人間関係であったり、社会の中で自分がおかれている環境であったり、作品を制作する環境であったり・・・
作品を作ると同時に自分自身のなりたい姿を明確にイメージして、そしてそうなるように自分を作り上げていってください。


この記事は2008年7月時点のものです。


梶田 晋介
略歴

2007年
  • 京都市立伏見工業高等学校 夜間定時制  美術科目 非常勤講師

2007年3月
  • 京都嵯峨芸術大学 油画分野卒業

2003年4月
  • 京都嵯峨芸術大学 油画分野入学

1984年7月
  • 岐阜県多治見市生まれ

2007年2月
  • 京都学生オークション出品 in 京都嵯峨芸術大学「アートスペース嵯峨」

2007年6月
  • 京展  入選

2006年11月
  • 第15,16回見たい見せたい美術展 出展
  • 絵画道場企画「絵画への意思」展vol,1 アートプレイスU2にて初個展

2006年6月
  • 京展  入選

2006年1月
  • 京都嵯峨芸術大学油画分野有志によるグループ展 in 同時代ギャラリー

2005年11月
  • 岐阜県芸術文化キ)会議 岐阜県民文化祭協賛事業

2005年7月
  • 現代美術インディペンデントCASO展2005 出展



08/07/02

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